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   <title>ウケル</title>
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   <published>2010-04-09T08:50:17Z</published>
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   <summary>　私の母は英語教師である。 その母が３２年の教員生活にピリオドを打つことになり ...</summary>
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      　私の母は英語教師である。

その母が３２年の教員生活にピリオドを打つことになり
記録ＶＴＲを撮るため、勤め先の神戸の高校を訪れた時のことだ。
私は高校生に自己紹介をした。


　玉井　「めんこいテレビの玉井新平です」

　女子高校生　「うけるー！」


　一瞬、時が止まった。どういう意味？
聞こうと思ったが、「ＫＹ」な男みたいでやめた。


　　「だよねー」
とっさに口から出た言葉は空々しく教室に響いた。

　「何がうけたのか？」

　家に帰って自問自答した。
おそらく「めんこいテレビ」という聞きなれない言葉に対して
おもしろいという意味で言ったのだろうと結論づけた。

　しかし、自己紹介して
返ってくる言葉が「うける」とは・・・

気分を変えさっそく
　この言葉を使うチャンスをうかがった。

ある飲み会のことだった。女性が言った。

　　「私、太ったかな・・・」

　　玉井「うけるー」


　　場が凍りつき
　　突き刺さるような視線が集まる。


　　　　　ウケナカッタ・・・

      
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   <title>箱（後編）</title>
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   <published>2009-12-29T05:01:36Z</published>
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   <summary> 　その夜、洋子は寝付けないでいた。 原因ははっきりしている。 家を建てて１０年...</summary>
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　その夜、洋子は寝付けないでいた。
原因ははっきりしている。
家を建てて１０年、そろそろ現れるころだと思っていたが・・・
この前２匹を仕留めたが、必ず生き残りがいる─
確たる殺意を胸に抱き、目を閉じたその瞬間、はっとなって飛び起きた。
背筋が凍る、忘れもしないあの音が聞こえたのだ。
丸めた雑誌を手に、すり足で台所に近づく。
昔は剣道でならした腕、一撃で仕留める自信があった。
暗闇に目が慣れた頃、
箱にいた黒い影を捉え、会心の一撃を見舞った。

　タクヤはある決意を抱いていた。
心臓の鼓動が頭に響くのが分かるが、驚くぐらい冷静に行動していた。
自分のやれることはこれしかない─
迷うことなく、一歩を踏み出した。
足にからみつき、足があがらない。分かっていたことだ。
タクヤは鋭い歯で自分の足をかみちぎった。
激痛が走る。しかし、次の一歩を踏み出すのに迷いはなかった。
タカシの前にたどりつくころには　
全ての足がなくなっていた。

  「兄ちゃん」
弱々しい声を出すタカシに近寄り
タクヤは、弟の足についた粘着を口でとり始めた。
そして、最後の力を振り絞り、タカシに伝えた。
「俺の体に乗れ、俺の背中から飛べ」
タカシは言われた通り背中に乗り、ジャンプした。
「兄ちゃん、脱出したよ、兄ちゃん・・・・」
タカシは振り返り、何度も叫んだ。
しかし、タクヤが返事することはもうなかった。

  翌朝、洋子は朝食の準備をしていた。
いつもと変わらない日常─
真っ白なテーブルクロスの上には卵焼き、ベーコン、お味噌汁。
台所の隅には新しい　ごきぶりホイホイ。
昔から続く人間とゴキブリの知恵比べ─

 それも最近は見なくなり、
代わりに快適な高層マンションやビルが目につくようになった。

近代化を象徴するこの摩天楼も
            「巨大な箱」なのかもしれない。

      
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   <title>箱（前編）</title>
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   <published>2009-12-16T08:40:20Z</published>
   <updated>2009-12-29T05:05:16Z</updated>
   
   <summary>この度は　ブログ小説に挑戦しました。 稚拙ですが、暇つぶしにお読みください。 　...</summary>
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      この度は　ブログ小説に挑戦しました。
稚拙ですが、暇つぶしにお読みください。


　「足がひっついてとれない」
二男、タカシの悲鳴が台所に響いた。
長男、タクヤは目の前で起きていることが
どういうことを意味するか瞬時に理解し、青ざめた。

深夜、台所に侵入した時
あたりに漂う甘い香りがタカシの理性を吹き飛ばしたのだった。

「あんなに気をつけろと言ったのに・・・」
タクヤの目の前には２年前の悪夢が蘇るあの箱があった。
親父とお袋が殺されたのもここだった。

タクヤには、喧嘩無敵の親父と優しいお袋がいた。
仲の良い自慢の両親だった。

その日はいつものように台どころの隅を歩いていた時だった。
ふいに親父とお袋の、嗅覚がご馳走のありかをキャッチした。
臭いの発信源は、紙製の箱の中だった。
用心深い両親にしては珍しく大胆になっていた。
このところ、みんなが飢えていたのだ。
ネバネバした粘着が足にからみつき、次第に身動きがとれなくなった。
「タクヤ来るな」
そう叫ぶ親父とお袋の声に　事の重大さを知り、逃げるようにして帰った。

翌朝、タクヤは台所に親父とお袋を探しに行ったがどこにもいなかった。
代わりにあの、悪魔のような箱だけがおいてあった。

あの悪夢が再び繰り返されうとしていた。
「冗談じゃない。タカシは生まれて間もない
まだ、ケーキやジュースの美味しさだって知らない」
おびえきったタカシをなだめ、タクヤは必死で脱出方法を考えた。
タイムリミットは人間が起きてくる夜明けまで。
日の出まで１時間を切っていた。　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　（続く）

      
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   <title>天然ボケ</title>
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   <published>2009-10-23T03:39:32Z</published>
   <updated>2009-10-23T03:53:36Z</updated>
   
   <summary>　関西のお笑いの核　「ボケ」と「つっこみ」 自分にあてはめてみると間違いなく「ボ...</summary>
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      　関西のお笑いの核　「ボケ」と「つっこみ」

自分にあてはめてみると間違いなく「ボケ」の方になる。

まわりからよく「天然ボケ」なんて言われるからだ。

そして、ボケ役は「天然」と言われる人が多い。

しかし、「天然」て何だろう？

「人為の加わらない自然のままの状態」（広辞苑）

要は自然のまま─

聞こえは良いが、天然はリスクを伴う。

　先日、番組で女性の衣装「サロペット」を

何故か「トヨペット」と聞き違え、御叱りをうけた。

帰りに中津川によった。

天然のサケが産卵のため遡上していた。

流れに逆らい力強く泳ぐ姿に

　　　　社会という荒波にもまれる自分を重ね合わせた。

不思議と自分が格好良く思えてきた。


　　　　　　これも「天然」のなせる業か─

      
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   <title>部屋の掃除</title>
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   <published>2009-09-16T07:39:37Z</published>
   <updated>2009-09-16T07:40:28Z</updated>
   
   <summary>  先日、久しぶりにアパートの掃除をした。 非常に迷ったのが捨てるもの─ 以下　...</summary>
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 先日、久しぶりにアパートの掃除をした。

非常に迷ったのが捨てるもの─

以下　迷ったものを挙げてみる。

①炊飯器→　一切炊事しないため
②体重計→　結果を見ても努力しない
③風呂のタライ→　使うのはシャワーのみ
④育毛剤→　使うと臭い

　どれも、環境に良くなさそうものばかりなので
ひとまず共存することにした。
それにしても、必ず使うだろうと思ったものが
要らないものになっていることに気付かされる。
これを「無駄」というのだろうが、なかなか
改善されないのは、何故なのだろう。

　「生活してみて足りないと気づいたものを買う」
こういう考え方が必要なのかな─

そう結論づけ、床についた。
翌朝、トイレットペーパーが足りないことに気づいた。

気づくのが遅かった─。

      
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   <title>転勤する友へ</title>
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   <published>2009-09-10T07:55:47Z</published>
   <updated>2009-09-10T07:58:58Z</updated>
   
   <summary> 何回、赤提灯で飲んだかな？ 仕事での意見をぶつけ合い喧嘩したよな。 二度泣き橋...</summary>
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何回、赤提灯で飲んだかな？

仕事での意見をぶつけ合い喧嘩したよな。

二度泣き橋で本気で泣いたやつもいたよな。

６畳一間で８人が雑魚寝しこともあったね。

　　警察担当記者として出会ったクラブの同期たち─

ほとんどが東京に戦いの場を移したね。

どんな現場にいても盛岡の思い出が

　　　　みんなをつないでくれるよな。
　
次に会う時は、どんな年の重ね方しているかな？

どんな家庭を築いているのかな？

いつかまた、盛岡で昔話に花をさかそうな。

岩手公園はもう紅葉が始まっているよ。

　　　　　　あれから６回目の秋なんだね。

      
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   <title>星に願いを</title>
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   <published>2009-08-05T06:56:46Z</published>
   <updated>2009-08-05T06:59:01Z</updated>
   
   <summary>夜、繋温泉に行った。 見上げるときれいな星空─ 湯船には私の腹─ 　　天と地の差...</summary>
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      夜、繋温泉に行った。

見上げるときれいな星空─

湯船には私の腹─

　　天と地の差とはこのことか・・・

一句浮かんだ。


　　　ゆらゆらと湯船に映る

　　　　　　　　　　ビール腹

　　　涙こみ上げ　

　　　　　　　　　空あおぐ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　作社会人６年目　玉井新平

お家に帰って

　　　ビールのもっと


      
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   <title>火消しの「ありがとう」</title>
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   <published>2009-06-23T06:22:31Z</published>
   <updated>2009-06-23T06:28:15Z</updated>
   
   <summary> 　実は地元の消防団に入っている この間、屯所で焼き肉が行われた 　ジョッキに並...</summary>
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　実は地元の消防団に入っている

この間、屯所で焼き肉が行われた


　ジョッキに並々と注がれた日本酒を飲む団員

酒がすすむと火事現場での体験談が飛び交う

生々しい遺体を発見したこと─

消火活動でけがをしたこと─


　「俺たちは一生ボランティア」

とつとつと語る火消しの一言が胸に響いた

　
　仕事で疲れた体に鞭うち早朝、深夜の火災に駆け付ける

突き動かすのは街を守るというプライドなんだろう


　仕事上、火災現場ではホースは握らずマイクを握る私　

消防団員とは名ばかり─

できることは「お疲れ様」と手酌すること

顔を赤く染め「ありがとう」の一言が返ってくる　　
　　　　　
　　　　　それが、妙に嬉しかった。

      
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   <title>玉虫の光</title>
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   <published>2009-05-29T04:43:39Z</published>
   <updated>2009-05-29T04:48:08Z</updated>
   
   <summary> 　　学生時代の友人の結婚式のこと キャンドルライトを灯す２人の笑顔─ 赤提灯で...</summary>
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　　学生時代の友人の結婚式のこと

キャンドルライトを灯す２人の笑顔─

赤提灯で飲み明かした友がいつの間にか夫となり　家庭を築いていく。

独身の自分が少し恥ずかしく　うらやましく感じた。

　　
　　「家庭を築く」ってどんなことだろう？　ふと考える─

仕事をして、妻と子どもを養い

年頃の娘になると、加齢臭とか言われ煙たがれるのか？

どうにもマイナスのイメージが働く


　　俺自身、両親に膨大な苦労と迷惑をかけてきたからだろうか・・・

しかも、やんちゃな双子。ノーベル賞ものの子育てだったと思う。

人の親になったとき、俺はそれを受け止められるのかな？

　
　５月３０日、新たに大学時代の後輩が神戸で結婚式を迎える。

電話での結婚の報告、思わず驚きの声をあげた。

学生から社会人へ、そして夫へ、親へ

その節目ごとに、祝福があり、人の成長があるんだろうな。

心からおめでとう。

　　
　　２人で共に密にしていく人生─。

その光りを眩しく怖く感じる岩手の玉虫は

土中にコソコソと・・・


      
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   <title>故郷　神戸</title>
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   <published>2009-05-19T09:13:12Z</published>
   <updated>2009-05-19T09:13:35Z</updated>
   
   <summary> 　私のふるさと　神戸─ 大好きなラーメンを求め、めぐり歩いた三宮 神戸港の夜景...</summary>
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　私のふるさと　神戸─

大好きなラーメンを求め、めぐり歩いた三宮

神戸港の夜景に青春を作った。

そして、地域一体となり震災を乗り越えた。

友情と恋愛と衝突と自分の成長の軌跡がある。

　その思い出つまったふるさとに　

新型インフルが猛威をふるう。

保育士の友だちは、勤め先が休園となり弱音をはいていた。

ニュースには白いマスクで不安そうな人々が流れる。

本来の神戸は違う

関西人の活気ある笑顔であふれている。

　　そんな光景が戻る日を心から願う。

      
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   <title>イラク物語</title>
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   <published>2009-04-16T03:57:07Z</published>
   <updated>2009-04-16T09:26:34Z</updated>
   
   <summary><![CDATA[ &nbsp;&nbsp; 　　イラクの孤児院を訪ねた。 物資が不足し、灼熱のア...]]></summary>
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      <![CDATA[<p>
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&nbsp;&nbsp;
</p>
<p>
　　イラクの孤児院を訪ねた。
</p>
<p>
物資が不足し、灼熱のアスファルトを裸足で走り回る。
</p>
<p>
日本でかき集めた鉛筆やノートを嬉しそうに受け取ってくれた。
</p>
<p>
　将来は何になるの？
</p>
<p>
&nbsp;「パイロット」
</p>
<p>
「お医者さん」
</p>
<p>
&nbsp;光に満ちた目で未来を見つめる。
</p>
<p>
何人かは戦争で親を失っている。
</p>
<p>
&nbsp;　大人の起こした戦争に傷つく子どもたち
</p>
<p>
彼らの未来をどう守っていくのか？
</p>
<p>
　　　平和のためと戦争を肯定する大人たちは
</p>
<p>
このテーマをはるか遠い次元で見つめている気がした。
</p>
<p>
　
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]>
      
   </content>
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   <title>タマ物語　イラク旅行編</title>
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   <published>2009-02-17T09:49:47Z</published>
   <updated>2009-02-17T09:51:18Z</updated>
   
   <summary>　　中東で最も近代的な都市、ヨルダンに到着 当時のイラクで最もジャーナリストが警...</summary>
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      　　中東で最も近代的な都市、ヨルダンに到着

当時のイラクで最もジャーナリストが警戒していたのは

アメリカ軍が対戦車用に使用した放射能兵器

　　　　　　　　　　　　　　劣化ウラン弾による放射能被害。


　　「被弾した戦車には絶対に近付かない」

ジャーナリストたちの鉄則となっていた。

「情報が命を守る」それを心にとめ

　　　　夜、バグダッド行きのバスに乗った。


　　約１０時間後の早朝、バグダッドに到着

ホテルに入るが、電気は通っておらず空調機も冷蔵庫もない。


　　現地は日中５０度を超えた。

水を頭にかけながらまずは、人が集まる食堂に入る。
　
　　　　戦争に対する国民感情を知りたく英語で尋ねた。

　ほとんどの人たちに共通した意見があった。

それは「ブッシュがフセイン政権を倒したことは良いが

アメリカがイラク国民に約束した平和や仕事は全くない」ということだった。


　　　街は失業者であふれ、時に銃声が響いた。

      
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   <title>タマ物語　イラク旅行編</title>
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      食堂で様々な社会人から学んだこと

　　それは　経験に基づいた言葉は重みがあり

                          心に響くということだった。


    「見る」「聞く」「感じる」

五感を通して得る経験の大切さ

                 伝えることの難しさを知った。

　
  そんなころ、イラク戦争が勃発した。

バグダッドの夜空に打ちあがる無数の青い閃光

　お茶の間で団らんしていた私にとって衝撃的な映像だった。


　　戦争の悲惨さ─　

よく耳にする言葉も経験のない私には実感できなかった。

「行って見て感じたい」

イラク旅行を決意し、２００３年７月
　　
　　　　単身　中東アンマンへと向かった。
　　
　大学生活最後の夏である。

      
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   <title>タマ物語　大学生編</title>
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   <summary>「仕事の魅力って何ですか？」 　神戸の繁華街の飲食店─ 当時、大学４年生だった私...</summary>
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      「仕事の魅力って何ですか？」


　神戸の繁華街の飲食店─

当時、大学４年生だった私は

カウンターの隣に座る
   
      見ず知らずのサラリーマンに問いかけていた。

社会人の言葉に自分の将来の方向性を探ろうとしていた。


　就職活動まっただ中─

ネットにあふれる会社の中から

            適当にエントリーして面接に行く。

しかし、自分の口から出るのは

    こじつけの志望動機と

   重みのない言葉─

自分が何をしたいのか全く分からなかった。


　「仕事をする意味、魅力を知りたい」

私の本当の就職活動の始まりだった。


　様々な会社のテナントが入ったビルを選び

　　　　　　　地下の食堂のカウンターに腰かけた。

大学生に不釣り合いな高級感ある食堂─

小銭と相談し、うどんを頼む。

しばらくして、昼休憩に入ったサラリーマンが

　　　　　　　　　　どやどやと入ってきた。

　意を決し、隣に座ったサラリーマンに聞いた。

「仕事について教えて下さい」

若造の突拍子もない質問にも関わらず
　　
　　　　名刺を出して丁寧に対応してくれた。

経験に基づいた言葉には
　
　信念と情熱があり、何よりの社会勉強となった
　　　　　　　　
授業料はうどん代

　　食堂での取材は１か月続いた。
　　　　　

      
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   <title>ホンネとタテマエ（後編）</title>
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   <published>2009-02-02T01:32:30Z</published>
   <updated>2009-02-02T03:41:26Z</updated>
   
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        タテマエとの付き合いが始まった。

俺を持ち上げて褒め、

    時におもしろくもない親父ギャグに手を叩いて喜んだ。

　　　　　　　　　　　　　しかし、何かがひっかかった。

そう、「心」が見えないのだ。

常に周りの状況や顔色を気にするタテマエ─

　　柔軟に対応するが、その言葉に信念がなかった。

一方で、ぶつかりながら、人との絆を築いていくホンネ
　
　　　　　　　　　不器用に見えるが、言葉に「心」を感じた。


相反するように見える２人

しかし、相手を思いやるという共通の行動規範があった。

ホンネとタテマエ─

似て非なる両者は

　　例えるなら社会をつむぐ縦糸と横糸か

　　　　　どちらが抜けても成り立たない

人の世の理
　
　　　　　
　　　　　　なんともまあ難しい

      
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