CA3A0067
きょうは宮古市のカキ養殖漁業者を取材してきました。
『つぶより牡蠣』という名前で
1年物のマガキを育てている
宮古湾カキ養殖組合のみなさんです。
今は出荷の最盛期で、
毎日カキむき作業に精を出しています。
CA3A0066
ニュースのなかで
伝えきれなかったことを記したいと思います。
漁業者の人たちは、
失業保険がないので
今、義援金しか収入がありません。
基本的には
貯金を切り崩して生計を立てているそうです。
1年目の出荷は
例年のおよそ5分の1しか出せないため
収入もあまり期待できないそうです。
養殖業をやめて、他に仕事を探す
選択肢もありましたが、
組合員22人のうち、
高齢が理由でやめる人以外
17人が続ける選択をしました。
この決断は決して簡単なものではありません。
カキ養殖は、
施設の復旧には莫大な費用がかかります。
宮古は、長いロープにカキを吊るす
はえ縄式の施設で
海底に固定する施設の土台は
国から補助金がおりますが、
浮き玉やロープなどは
補助がおりず
これだけでも
1億円以上かかるそうです。
大きな借金を背負いこんで
スタートしなければならないのです。
さらに
どうしても生産効率を上げるためには
海の近くに作業小屋が必要ですが、
高浜地区の港は、
港湾整備のためにテトラポットの製造場所として
優先されるため、
作業小屋の再建の目途が立たないそうです。
何かもう少し養殖漁業者に
支援が必要なのではないかと
痛感しました。
一次産業は
沿岸の復興にとって
核となるとても大事な産業だと思います。
これだけ大変な思いをしても
笑顔で明るく作業に励む
漁業者のみなさんには
本当に頭が下がる思いです。
漁業者の方たちが
希望を失わないうちに
一刻も早い支援が必要だと思います。