今年の盛岡文士劇、盛岡公演の全日程が終了しました。

お越しいただいた皆さま、スタッフの方々、共演した皆さま、本当にありがとうございました。

「舞台って良いな」と…今は、心地よい疲労感とともに幸せな気持ちに浸っています。

 

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今回の公演は「みちのく平泉 秀衡と義経」という演目で、私は義経を演じました。

 

撮影:松本伸さん

撮影:松本伸さん

正直な所、演劇経験がほぼ皆無の私には「無謀」な挑戦でした。

 

1時間半もの劇の中で、最もせりふの多い「義経」。しかも男役で殺陣(たて)もあります。所作一つとっても違和感がありますし、殺陣は筋肉痛も必至です。

仕舞いには演出家に「かわいい義経さん」と笑われてしまうほど…(^^;)

 

演出家や共演の男性陣の動きを真似ることから始め、家でも稽古場でも移動の車の中でも“男”を意識して過ごしました。本も映画も見ました。何度も繰り返しせりふを口にしました。そうやって練習を続けてきても、本番前に手ごたえを感じたのはわずか…。

劇中では、共演するほとんどの役者が「義経」と私の役名を口にしますが、そのたびに不思議な感覚に陥っていました。「みんなが愛する義経。その義経に私がなれているのか」これが一番の不安でした。

 

 

でもその不安は、共演者とスタッフの皆さんが払拭してくれました。

 

「声」でその存在感を示した座長の高橋克彦さん。

第一場で観客の心をぐっとつかんでくださった金田一秀穂さん・平野啓一郎さん・柚月裕子さん。

本当の家族のように義経を守ってくれた斎藤純さん・澤口たまみさん。

義経を舞台へいざなってくれた菅原和彦さん。

 

看板女優・内館牧子さんの盛岡弁は圧巻でした。

 

ロバート・キャンベルさんと久美沙織さんのコミカルなやりとりは爆笑必至。

 

そして父のような大きな愛で義経を包んでくださった井沢元彦さん。

凜とした表情が印象的な村松文代さんとの殺陣はせりふの通り「殺気」を出せたと感じます。

 

北上秋彦さんの“悪者っぷり”は、息を飲むほど。

“文士劇同期”(去年からの時代劇出演)の阿部沙織さんは心の支えでした。

そして別れのシーンで、毎回涙してくれた菊池幸見さん・道又力さん。

 

ゲストの方々

ゲストの方々

 

盛岡勢

盛岡勢

(全員と写真を撮れていないのが残念です…)

他にも、この約2ヵ月間ともに汗を流したキャスト全員が私を義経に仕立て上げてくださいました。

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南部諸賞流和術の皆さま・アクション俳優      殺陣を教わりました

ミスさんさの若き2人も頑張りました

ミスさんさの若き2人も頑張りました

 

この素晴らしい舞台を、今度は東京で上演します。

しかも舞台は、役者の誰もが一度は立ちたいと憧れる紀伊国屋ホール。本番は来年1月28日(土)・29日(日)です。

 

盛岡公演を終え、皆さんからはお褒めの言葉をいただきますが、私は「まだまだ」と感じています。

盛岡が誇る文化と歴史を盛岡の代表として全国に伝えるため、そして私なりの義経に磨きをかけるため、これからももっともっと頑張ります。

 

 

東京に向けて…「いざ出陣じゃ!」