気候キャンペーン『1.5℃の約束』、いよいよスタート!
期間:9月19日~11月18日
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なぜ今?経緯と詳細まとめ
1.5℃の意味は?
年々深刻化する地球温暖化を止めるためには、産業革命以前(1850年)と比べて、地球の平均気温の上昇を1.5℃におさえましょう、という世界共通の目標。
今、何度あがっているの?
もう1.1℃あがってしまっている。あと、0.4℃しか余裕はない。
これまで1000年かけて1℃上昇していたのが、わずか100年で約1℃上昇!10倍のスピード!
参考:2020年の世界の平均気温は14.9℃ そもそもなぜ気温が上がってしまったの?
①人間の経済活動などに伴う、温室効果ガスの排出※
※IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)は、2021年8月に出した報告書AR6WG1で、“温暖化は人間活動の影響であることは疑う余地がない”とはじめて断定した。
※温室効果ガス=二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスをさす。CO2が最も多い②森林の減少=山火事や開発などで、CO2を吸収してくれる森林が大幅に減少
1週間ごとに東京都と同じ面積の森林が失われている
森林破壊の原因って?森林破壊を止めるために、今日からできること1.5℃はどこで決まったの?
2015年のCOP21(パリ協定)では、1.5℃は努力目標だったが2018年に修正され、2021年のCOP26で、世界の共通目標として1.5℃が合意された。
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もう温暖化の影響は出ている
オーストラリアや米カリフォルニア州では平均気温の上昇とともに、異常乾燥による山火事が頻発。日本でも、大型台風が直撃する頻度が高まっている。また、この夏世界各地で40℃以上を観測。日本も過去最多の猛暑日(35℃以上)を記録した。
かつては陸地だった場所から温暖化対策を訴える
南太平洋の島 ツバルの外相 -
どうしたら食い止められるか?今が最後のチャンス
今の[大量生産・大量消費・大量廃棄]の社会システムを循環型に変える(サーキュラーエコノミー)
一人ひとりができること=CO2排出量を減らすこと
モノを大切にし、ゴミを減らす 例)食品ロス
車・飛行機移動を減らす
プラスチックを減らす
電力消費を減らす 再生可能エネルギーにする
肉食を減らす
1.5℃の実現のためには、世界の温室効果ガス排出量を、2030年までに4割削減(19年比) し、2050年代初頭にCO2を正味ゼロ排出にすることが必要と発表(IPCC AR6 W1 2022年4月)
個人でできる10の行動
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キャンペーン期間中 日本中のメディアが気候危機に関する発信をします!
2021年11月13日、世界各国は新たな決意を表明しました。
それは「世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べて1.5℃に抑える」というもの。
気温上昇は、猛暑・豪雨・干ばつなどの異常気象、
生物多様性の喪失、食料不足、健康被害、貧困、強制移住など、
私たちの暮らしに様々な影響をもたらします。
すでに1.1℃上昇しているので、プラス0.4℃で抑えなければなりません。
そして、そのためには世界のCO2排出量を2030年までにほぼ半分に、2050年ごろに実質ゼロに、
さらにメタンなどその他の温室効果ガスも大幅に削減する必要があります。
これまでと同程度の取り組みを、できる範囲でやっていればどうにかなる。
そんなことは、もう言っていられないのです。だから、私たちははじめます。
世の中の価値観を、行動を、社会の仕組みを変える新しい取り組みを、連携しながら。
メディアが持つ言葉・声・音・画像・映像・ネットワーク、使えるものを全部使って。
メディアだからできることが、メディアがまだやっていないことが、
きっとまだまだあるはずだから。 -
めんこいテレビ SDGs週間 ニュース企画
2022年9月22日(木)放送
「生物多様性の保全へ!時計メーカーが“ビオトープ”開設」雫石町の腕時計メーカー・盛岡セイコー工業は先月敷地内に人工的に自然の水辺環境を再現したビオトープをオープンした。
水源は敷地内の雨水。自然の力でろ過し、循環させて活用することで、水生生物を中心とした豊かな生態系を生み出す取り組みを取材した。2022年9月21日(水)放送
「フードロス削減へ“規格外野菜ランチ” 店主の思い」平泉町のJR平泉駅前にある食堂「たすいち」。ボリューム満点で安くておいしいランチが人気。
ランチで使用しているのは“規格外の野菜”。「食べ物を無駄にしたくない」という“SDGs”の観点を持ち、さまざまなアイデアで腕を振るう店主を取材した。
